車海老の養殖・養殖池底の土壌改良

車海老の養殖を行う株式会社グローリージャパン様のご協力を得て、乳酸菌資材を使った養殖池底の土壌改良と稚エビ放流後の池の状態を観察しました。

養殖の課題

  • 餌の食べ残しや糞が腐敗する
  • 臭気問題
  • 池底の汚泥・ヘドロ
  • 出来高が低い(40%)

養殖池土壌改良の概要

養殖池は2019年8月1日に天日干しの状態から土壌改良を実施。土壌改良材として乳酸菌資材(ベータラクト)を使用し、池底にあるヘドロの微生物分解を試みました。ベータラクト使用量は30g/m2、7500m2×30g=計225㎏使用。ベータラクトは三種混合菌(LB Shiomi乳酸菌・枯草菌・放線菌)を含む土壌改良材で、菌三種は土壌中で相互補完関係にあり、ヘドロや汚れを分解します。

乳酸菌を使用した結果

  1. 池底に堆積したヘドロの硫化水素(HS)臭がしなくなった
  2. 汚泥やヘドロがLB Shiomi乳酸菌・枯草菌・放線菌によって分解された
  3. 出来高が増えた(これまでの40%から80%を上回った)

 現場レポート